昭和60年に建築された建物で昭和56年の建築基準法は満たしてはいるが、診断の結果0,75(倒壊する可能性がある)と判定された。近々発生するであろう大地震に備えて耐震補強工事を実施した。
ウグイス色のジュラク塗り(完成)
また将来のことも考え畳からフローリングへ。
2階押入れの壁補強
阪神・淡路大震災のホゾ抜け力にも充分耐える設計です。(実験・実証済み)
柱の引き抜けが大きい箇所(建物の平面的な4隅)は外側から取付け。
当社推奨の家具固定工法で倒壊を未然に防ぎます。(震度7対応試験済み)
【施工場所】 | 三重県鈴鹿市 K邸 |
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【築年数】 | 25年 |
【リフォーム箇所】 | 1階・耐震ボード4箇所、外付けホールダウン金物3箇所、 2階・押入れ耐震ボード1箇所 他・フローリング工事、ジュラク塗、フスマ張替、蛇口交換、家具固定等 |
【リフォーム期間】 | 約1週間 |
【家族構成】 | ご夫婦 |
【物件概要】 | 戸建て木造軸組2階建 |
【使用材料】 | モイスかべつよし、かべつよし、いのちまもる、東洋テックス高級フロア |
【工事費用】 | 約120万円(耐震補強工事) |
洋室を耐震補強すると壁の配置バランスが悪くなり、かえって耐震性が低下してしまうので和室(東)を中心に耐震補強することで補強前よりもバランスが良くなり、1,0(一応倒壊しない)まで引き上げることができました。費用のほうも思ったほどかからず効率的・効果的な耐震補強ができました。
ボード設置前の下地施工。本工事は天井・床を解体する必要がないので工期が短く費用を抑えた工法です。現行の耐震基準以上の強度を実現します。
自治体の耐震補強の補助金対象部材で国土交通大臣認定の不燃材です。強さは筋かい木材の3,7倍!
ボードには「バーミキュライト」という粘土鉱物を含んでいますので、地震時に相当な粘り強さを発揮します。直接クロス貼りやジュラク工事が可能です。