2000年に建築基準法が改正され、幾度となく耐震診断の方法と評価の仕方も変更してきました。2012年度版の診断法は従来より正確な診断ができるよう考慮されています。家の内部から外部に至るまでを詳細にチェックします。具体的には ①耐力壁の強さ(一部見直し含む) ②壁の配置バランス・形状 ③柱の接合部仕様(一部見直し) ④建物の重さ ⑤床仕様 ⑥地盤・基礎(一部見直し) ⑦劣化度など・・
それらを総合的に判断し、4段階で判定されます。
ベランダと外壁との接合部、排水、重みも考慮します。
シュミットハンマーにより基礎の圧縮強度を確認
廊下。床鳴り、振動、傾斜などの確認
最も多い外壁のひび割れ。(劣化点数-4)
筋交い(釘打ち程度)30×90の三つ割と呼ばれるタイプの太さ。(基準耐力1,9)
浴室タイルのひび割れ
【施工場所】 | 三重県全域 |
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【築年数】 | 平成12年5月まで診断可 |
【物件概要】 | 戸建て木造軸組 |
①倒壊しない②一応倒壊しない③倒壊する可能性がある④倒壊する可能性が高い。と総合評価は4段階で示されます。③④で判定された場合は補強の必要性があります。(施工事例参照)
開口部は全体の25%程度とみなし耐力計算されていましたが、今後は窓型開口・吐き出し開口を拾い出し耐力計算します。
布基礎のひび割れ。無筋基礎の0.3ミリ以上のひび割れは評価をかなり下げてしまいます。地震時に基礎がバラバラに破壊されてしまう可能性があります。
床不陸の原因とおもわれる白蟻の喰害