1・2階とも倒壊する可能性が高い診断結果であったので家全体を耐震補強により、一応倒壊しないレベルまで引き上げた。
金物を取り付けます。計算によりN値
2.1以上の金物が必要
柱脚部金物
耐震ボードのビスピッチは12.5センチ
2階和室床の水平剛性を強化。垂木を落とし込み梁・桁に受け材を設け構造用合板12ミリを張ります。受け材N90
構造用合板N50@150。2階和室の水平面を強くすることで、1階の地震力が2階にスムーズに伝わり、1階の壁を安定させます。
基礎クラック補修。エポキシ樹脂を圧力をかけて充填していきます。
【施工場所】 | 伊勢市 M様邸 |
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【築年数】 | 約20年 |
【リフォーム箇所】 | 壁補強16箇所(1階12箇所・2階4箇所) 柱頭・柱脚補強36箇所(1階27箇所、2階9箇所) 天窓設置工事、枕棚取付け、一部外壁張替 2階和室床張り替え 4部屋分クロス貼り 基礎ひび割れ補修10箇所 など |
【リフォーム期間】 | 約2週間 |
【家族構成】 | 3世帯 |
【物件概要】 | 戸建て木造軸組2階建 |
【使用材料】 | 大臣認可耐震ボード(エイム社製) 柱頭・柱脚金物(栗山百造製) 遮音シート、構造用合板、断熱材 他 |
【工事費用】 | 約310万 |
耐震補強を行う上で耐震診断は必要不可欠なものです。耐震診断により、住宅の弱点の発見に努め、それら発見された弱点をどのように改善するかを検討します。その際、お家の方が居ながらの改修は、段取り良くご迷惑のかからぬよう効率的に各部屋ごとに行います。
居間。廊下側に土が落ちないよう養生をして壁を解体します。
柱を新たに設置しました。2箇所
筋かい(30×90)を入れ、この後耐震ボードを設置します。