写真で斜めに掛かる材木は「仮筋交い」です。
仮筋交いとは上棟(建前)の際に、建物の垂直が狂わないように取りつけられる仮の筋交いのことです。
通常の筋交いを取りつけた後は仮筋交いは外されます。
屋根を上から見たところ。
画像の右上から左下に掛かって見えるのが「垂木(たるき)」
下で垂木を支えているのが「母屋(もや)」
垂木の上には構造用合板を貼ります。
垂木の上、右端に見えるのが構造用合板です。
これを一面に貼っていきます。
構造用合板の上に断熱材を敷き詰めます。
今回は「スタイロフォーム」という断熱材を使用しています。
【スタイロフォームの特性】
1.熱を伝えにくい
2.水を吸収しない
3.軽くて丈夫
断熱材の上の材木は、通気層を設けるための通気胴縁(つうきどうぶち)。
この上に「野地板(のじいた)」という板材が貼られます。
屋根の断面図です。
断熱材の上に通気胴縁を入れているので
熱を逃がせるようになっています。
・・・同じ木材でも、部位によって名称が変わるんです。
木造建築って奥が深いですね。