両親から受け継いで住んできた築60年にもなる屋敷を建て替え、梁は元の家に使われていたもので、丁寧に解体して埃を払い、さらに次の代まで約目を全うすることができました。
こんな木は今ではもう目にすることも難しい、ひと抱えもありそうな立派な地松の梁。年月を経て完全に乾燥しているため、縮んだり動いたりすることがない。
廊下の突き当たりは収納にしても良かったが、こんな粋なあつらえに。
通風窓が取れるメリットも。
リビングはくつろぎ感のある畳張り。周囲にはクリ材の板間とスギ材の腰壁を取り回し、落ち着いた雰囲気となっている。
親戚の集まる本家らしく、広い玄関を希望。片隅には竹と黒御影、大谷石を使った飾り棚が設けられ、旅館のようなおもてなしの空間に。
【施工場所】 | 倉敷市 |
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【リフォーム期間】 | 6ヶ月 |
【家族構成】 | ご主人様+奥様 |
お孫さんの遊び道具なども隠してしまえる玄関クロークは『とても便利ね』と奥様
広い縁側のある和室。竿縁天井には趣深いサクラの細枝が用いられている。