「こジャレた老後に… プロジェクト」 & 「イベント情報」

開催日:2013年10月27日(日)14:00~16:00 参加費用\1,000 開催場所:名古屋市名東区極楽 HashimotoHouse

第23回 “レポート”「俳句の愉しみ 一首、捻ってみましょう」

今回は久々名東区のHashimotoHouseに戻り乙女の会のメンバー大野保子さんにナビゲートしていただきました。

大野保子さん プロフィール
教員時代40歳ころから俳句作りを始める。結社「白絣」の会員となり投句をするようになる。退職後は「年輪」にも入会。平成23年俳人協会会員となる。俳句と出会うことで四季のある日本人としての幸せを感じる。近隣の人たちと月1回吟行したり、豊川、一宮での句会に参加したりして楽しんでいる

まずは、俳句の歴史から。奈良時代 万葉集から始まり→和歌・蓮歌(平安時代)→俳諧(江戸時代)→俳句・短歌(明治時代)正岡子規が今のような形五七五を俳句という。と決めたのだそうです。次に、乙女の会の皆さんが奥浜名湖に旅行に行った際に読んた俳句の披露がありました。 一部をご紹介します。

「幼き子すくふ金魚に語りかけ」
「乙女らの声よとどけよ秋の空」
「気澄みておしゃべりに似た鳴る廊下」
「鰯雲ここにも大漁みすずかな」
「み仏に心あづけて秋日和」
「おでましのかめ虫よろとよろよろと」
「秋澄むやもちの木すくっと天をさす」
「単線の窓に溜まりし秋の蝶」
「秋の宿湖面に届く寝息かな」
「山裾に並びて咲きし曼珠沙華」

~講演を終えて、ナビゲーターの大野保子さんからのメッセージです。

乙女の会のメンバーと、のりのりの旅をして、数日かけて作った句を材料にして この会をしました。明るく楽しく 5、7、5 とはなかなかいかないものですが、参加されたほとんどの方がすぐ当日句を書いて下さりびっくりしました。しかも佳句(かく)ばかり。(乙女の会の句が)イメージがわきやすくよかったのでしょうか?)旅したりちょっと変わった経験は、句心を刺激しますね。心が柔らかで興味をいっぱいおもちの皆さん、これからも少しは句のある時間をもって下さると嬉しいです。いい時間をありがとうございました。 大野保子

さてさて、待ちに待ったコーヒーブレイクのお時間です。美味しそうですねぇ~~!
お菓子は、今回も好評いただいています、朝、手作りの大きな『豆大福』

そして2部は、恐る恐る作った俳句の発表です。
みんなほぼ初心者のはずなのに、とっても素敵な句がいっぱい!!
留学生の人たちもすごいなぁ~~感心しきりです。

日のあたる道歩きたし秋の朝 恭子
廃人と言われてみれば我が身かな 隆
俳人といわれてみると他人ごと 隆
ミスショット英国風のススキかな 隆

 

秋日和集いて語る俳句かな 容子
かさこそと追いかけて来る秋のかぜ 郁子
励まされその気になって秋俳句 郁子
十三夜スタンドバーの小幸せ よーよ
炎ゆる間が命よ女と唐辛子 よーよ
乙女らに負けじと睨む卓の秋 正明

こじゃれた会たわみた柿から風すずし 歳久
柿の木にぴいぴいと鳴く鳥の声 幸子
さわやかに車にゆられこじゃれ会 通子
さわやかに笑顔にほだされ秋俳句 通子
豆大福亡き父思う秋の会 匿名

等、ほんの一部です。