「こジャレた老後に… プロジェクト」 & 「イベント情報」

開催日:2011年5月29日(日)13:30~16:00 参加費用 \1,000 (コーヒーブレイク有り) 開催場所:名古屋市名東区極楽 HashimotoHouse

第9回 “レポート” 「童謡詩人 金子みすゞの世界」

大雨の天候にもかかわらず、総勢45名程の仲間が集まりました。

今回は、この会場の主でもある我らのBOSS橋本松代さん率いる『乙女の会』のメンバーのナビゲートにより、いろいろな角度からみすゞさんの詩と人生に触れました。
詩の朗読は勿論のこと、ピアノの伴奏で一緒に歌ったり、実際にみすゞさんの郷里に旅した時の話等々、とても変化にとんだ内容でした。

なぜ 今 金子みすゞなのか。。。
心に響く数々の詩を深く読むことで、きっと皆さんなりに
いっぱいお感じになったことでしょう。


~ 金子みすゞワールドへ のナビを終えて ~  橋本松代

いつもは、会場のことだけを考えて当日を迎えていましたが、実際に自分たちが内容まで受け持つということで、いい緊張を持ち続けることができました。当事者になることはいいことだと、場をいただいて感謝しています。
乙女のメンバーの内、下山さんが、企画担当でした。あとは、それをサポートするというつもりになっていたのですが、下山さんは、やっぱりスーパー教師。一人でやってしまうのではなく、乙女が力を合わせて、それなりの達成感を持つことができるような企画書を作ってきました。

こういう先生に教えてもらった子ども達は幸せです。
学力だけでなく、協調性、学ぶ力、問題解決力がつくのは言うに及ばず、学ぶ楽しさを味わうことができます。
さあ、大変。
それぞれが本や楽譜などを探し求め、にわか勉強が始まりました。
幸い、文学に書道、絵画、歌に親しんでいるものが揃っているので、そのよさを生かすことになりました。

金太郎商店さんが作ってくださった、アートギャラリーにもその作品を飾ることができました。
声に出して読むうちに、通り一遍の理解が、視点を変えて味わい深いものに変わっていく過程を実感することができました。

自分でする、やってみるということは、こういうことなんだと改めて感じ入りました。
私は、プレゼン担当です。作っていく中で、みすゞさんに直接会っているような感じがしてきました。
みすゞ通りに「今もみすゞは生きていて、ここで会えるような・・・」というポスターがありましたが、生誕100年を越えて尚、新しい感覚で、私達の心に飛び込んでくる静かで強いエネルギーがありますね。

東日本大震災で打ちのめされても、清らかな心はなくさない東北の被災者やそれを見守り続ける日本中、

 

いや 世界中の人たち。
そんな人たちとみすゞとはつながっているように思います。声に出して人の「どう生きるどう死ぬか」を語り合うことが、今はできます。誰にでも訪れる事実なのに、その話題を避けています。

東日本大震災と同様に、私達がいつまでも心に留めておき、機会がある毎に反芻し、手を合わせる幸せに感謝し続けることで、何かができる、みすゞに近づけると確信しています。