マンションの最上階、しかも1軒だけで四方が広いルーフバルコニーに囲まれている大変に恵まれた環境です。
とはいえ、限られたスペース。まだ、子供さんも成長過程でそれぞれの独立したスペースの確保も必要。遠方にお住まいのお母様の部屋も必要…など、いろいろ制限された中でどれを優先するかで、細かい思考錯誤が繰り返されました。LDKに面した広いバルコニーを部屋のように使うことで、生活のリズムも変わってくる事でしょう。
普段は扉を引き込みオープンにして、圧迫感のないようにしました。
実家のお母さまが泊まりに来る時だけ個室になるようにしました。
最上階は1軒だけ。という、大変に恵まれた環境で、開放的な暮らしが手に入りました。
細長いLDKの為、細かい棚も大切な収納スペースです。
細かい隙間もなるべく有効利用。既製品ではなく大工施工で棚を製作。
計画の段階で出来上がりの状態をイメージするのはなかなか難しいことですが、上手く行ったと思います。
限られたスペースの中で、LDKに面している、畳の部屋を残しておくことにこだわりました。
正面三方に広いルーフバルコニーがあります。全面開放とはいきませんでしたが、外に出やすく、屋外も屋内と同じ感覚で使用できます。
色々な制限があり対面キッチンの夢は叶いませんでしたが、壁と同化するように扉を白にしたため、とてもすっきりしました。